5秒前の午後-24 |
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昨日のこと |
-6/26
特段会話もなく朝は過ぎた。
このままではいけない、と
お互いに思っていたんだろう。
仕事後、以前より約束していた
岩盤浴に行くことになった。
落ち合って夕飯を取る。
なんだか少し気恥ずかしかった。
いつものようにバカ話をする。
相方:「やってきてもいいけど
中出しされてくんなよ」
自分:「デリヘル呼んでもいいけど
シーツは洗っといてね」
飲みがメインではないので
早めに切り上げ、目的地へ。
自分は初めての岩盤浴だった。
思ったほど汗が出なかった。
代謝が悪いんだと笑われる。
おかしくなったのは、その後。
汗を流し湯船に浸かったところで
違和感を覚えた。
首が痛い。
寝違えた時のそれに似ている。
ドライヤーを持つ腕が上がらない。
痛みでぼんやりとしていて、
ロッカーの鍵を忘れる始末。
帰りの電車でも殆ど喋れない。
自分の声が響いてまた痛む。
給料日後の終電はひどく混んで、
相方が自分の腰に手をまわし、
つかまえてくれていた。
当然何も出来ないまま眠った。
-6/27
5時過ぎに痛みで目が覚めた。
自分の上げた悲鳴に驚き、
相方も飛び起きる。
首の動きがかなり制限されている。
上方向と左方向にしか動かない。
相方に近くの病院を調べてもらう。
部屋から歩いて5分ほどの所に
11時から診察開始の整形外科が
あることが分かった。
何かあったら電話しろと言って、
ベッドの脇に飲み物を用意し
相方は仕事へと出掛けていった。
当然のように(自称)彼氏との
デートはキャンセルになった。
楽な姿勢を探しながら寝転がる。
10時半になって体を起こす。
髪をとかそうにも腕は上がらず、
着替えようにも右手は動かない。
なんとか病院の受付に着いたのは
11時をかなりまわっていた。
待合室は混み合っていた。
更に悪いことに、レントゲンがないと言う。
他の病院を紹介してもらって移動する。
暑さと痛みで相当グロッキーだった。
1時間ほど待たされ、レントゲンを撮り
診察室へ入る。
幸い骨には異常がないとのこと。
医者:「薬塗っとけば治るから」
自分:「つまり何だったんですか?」
医者:「首の肉離れだね」
初めて聴いた。
姿勢が悪いのが原因だから、
日頃からストレッチをするように
と注意されて終わった。
皮膚が弱いので湿布薬は使えない。
ローションタイプの消炎剤を処方された。
コンビニで昼食を買って帰宅し、
薬を塗ってまた横になった。
消炎剤は臭いがきつかったけど、
心なしか痛みは引くような気がした。
(自称)彼氏からは、不貞腐れて
パチンコを打っているとメールが入った。
相方は定時で仕事を切り上げ
帰って来てくれた。
夕方にはかなり首の稼動域も広がり、
普通に歩き回るには不自由なくなった。
目をつけていた居酒屋で少し飲み、
部屋に戻ってまた横になる。
自分には珍しく、殆どマグロだった。
咥えるにも起き上がれないので
横になったまま目の前に相方の腰。
相方はその姿勢でのそれが
気に入ったようだった。
やっぱ他の男には触らせたくない、
と耳元で泣きそうな声で言われた。
相方には珍しく、連戦体勢だった。
もう一度咥えて欲しいと言われる。
偶にはしてくれてもいいんじゃ?と
言うと、納得したのかしてくれた。
しかし結局自分は頂点へはいけず、
相方も萎えてしまってそのまま終わった。
相方がシャワーを浴びている間、
ベッドの上で何か硬いものを踏んだ。
携帯に付けているお守りだった。
妬み嫉みを跳ね返すというそれが
欠けてしまっていたのだった。
今回の一件は、(自称)彼氏に
会わせたくないという相方の嫉妬の
怨念なんじゃないかと言って、
ベッドの中で2人で笑った。
-6/28
寝付けないまま空が白じんできた。
相方には痛みのせいだと言ったけど、
多分違うのを自分では感じていた。
明るくなってからようやく眠りに落ちた。
昼過ぎに目を覚ます。
相方に昼食を買って来てもらう。
起きていると負担が掛かるので、
食べてすぐまた横になった。
することがなくて暇だとごねるので
何度も誘うけどそれは断られた。
DSのソフトを新しく立ち上げ、
ひたすらゴロゴロと過ごす。
夕方には痛みも引いてきて、
適当な中華料理屋で外食。
2人で紹興酒を一本空け、
程よく酔って部屋に戻った。
カラオケに行きたいという
自分の提案は却下された。
消炎剤を塗ると、少しだけ
ムズムズする感覚があった。
微かな違和感は首の痛みとは
天秤に掛けられず、そのまま。
相方はやりたそうだったけど、
昼間から何度も拒絶しておいて
それは虫がいいんじゃないかと
ちょっと苛ついたのでお断り。
消灯。
しかしまた寝付けなかった。
原因は分かっている。
間断なく降り続ける雨音。
かつて慕っていた人が
空の向こうへ行った夜も
全てを洗うような雨だった。
気が付くと泣いていた。
次から次へと記憶が溢れて、
自分ではどうしようもなくなり
相方にすがりついた。
眠っていた相方は驚いて、
でもすぐに何も聴かずに
抱きしめ、頭を撫でてくれた。
-6/29
いつも通りの朝。
相方を見送って自分も支度をする。
シャワーを浴びて消炎剤を塗る。
沁みた。
尋常じゃなく沁みた。
慌てて濡れタオルで拭き取る。
首の筋自体も痛かったけど、
それ以上に皮膚が焼けるような
耐え難い痛みだった。
消炎剤が合わないのは
前日から薄々と感じていた。
見ることは叶わなかったけど、
患部に触れると凸凹としていて
皮膚が爛れているのが分かった。
塗るも地獄、塗らぬも地獄。
午前中に再度病院へ行き、改めて
外用薬を処方してもらうことにした。
会社に電話して事情を説明すると、
全休でいいと言われ素直に甘える。
でも、することがない。
ここからが自分のクズなとこだけど、
せっかくこの時季に平日に休みなら
行くべき場所があるだろうと思った。
午前中に整形外科へ行き、
ついでに皮膚科にも行って、
家賃とガス代を振り込み、
部屋で早めの昼食を摂る。
そしていざ、バーゲンへ。
179/WGの店員さんが
どうにも可愛くて仕方ない。
しこたま買い物をして夕方、
セフレさん(36歳/独身)から
夕飯の誘いを受ける。
部屋の最寄り駅で待ち合わせ、
自分は荷物を部屋に置いて
駅前の居酒屋に入った。
相方さんさ、遊び慣れてないし
本気になられないようにね、
と痛い指摘を受ける。
相方が帰ってくる前に解散し、
今回もまた何もないまま。
飲み友だちになってしまいそう。
部屋に戻り、少し飲み直す。
間も無く相方がドアを開け、
自分はシャワーを浴び
薬を塗ってもらってベッドへ。
やはり騎乗位のないセックスは
どこか違和感があった。
投稿者 ykxifb | 返信 (1) | トラックバック (0)