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5秒前の午後-70

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朝、いつもより早く相方の

目覚ましが鳴った。


背中から伸びてくる手。


「?」

「・・」


パーカーを脱がされ、まだ覚醒

していない自分を置き去りにして、

行為はどんどん進む。


「どしたの?」

「日曜まで会えないんだよ」


相方は木、金、土と昼夜勤。


いつもの目覚ましがなるまで

繋がっていた。



仕事が終わると、久々に

初対面の人と飲みに行く。


見かけが予想より怖かった。

物腰は柔らか、いい人だったけど。


地酒の品揃えのいい店に

予約を取ってもらいそこへ。


お酒も食べ物も申し分なかった。


ただ相手のペースが速くて、

早い段階で記憶は終了。


しかしいつも行く店まで案内し

〆を食べて早々に解散。


多分すごくその後を誘われた

と思うんだけど、覚えてない。


もう、知らない人とするセックスには

殆ど興味がないみたいだ。


降りるはずの駅を行き過ぎ、

肌寒いホームで逆方向を待つ。


泥酔してしまって、折角貰った

お土産を落として割ってしまった。

発泡の清酒は駅の階段でシュワ

シュワと弾けていた。



なんとか部屋に帰り着いても

誰も居ない。


僅か残っていた理性を振り絞り、

スーツをハンガーにかけ、買置きの

ウコンを飲み、歯を磨いて、寝た。

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