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5秒前の午後-53

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しばらく会ってなかった、隣駅に住む

セフレさん(33歳/独身)に会う。


かれこれ1年くらいの付き合い。


待ち合わせまで暇があったので

途中駅で降りて時間を潰す。

物欲に任せて服を買ってしまった。


部屋の最寄駅で飲む。

やっぱり焼酎も美味しい。


互いの手術のその後の経過だとか

昨日彼女と別れたんだよねとか

今は既婚者と同棲してるんだとか

相変わらず渋谷でライブしてるとか

一泊で仙台に行ったんだとか

数か月分の話すことが沢山あって

時間はあっという間に過ぎていった。


今は相方と喧嘩中だと告げる。

男はプライドあるから謝れないんだ、

と言われた。


店を出て道の分かれる所まで来て、

手を繋がれ抱きしめられキスされて、

「えっちしたくない?」と訊かれた。


そのままホテルについていった。


フェラすらない、奉仕されるばかりの

セックスは楽で気持ちよかったけど

なんだかとても違和感があった。


ゴム着けて、1時間半で2回。


終わった後にシャワーを浴びた。

髪が少し濡れてしまって、部屋まで

近いからどうしようかと思案したが

外に出たらかなりの降雨で杞憂。


部屋の前の非常階段で、相方は

DSをやりながら煙草を吸っていた。

体調が悪いんじゃなかったの?

なんでこんな寒いところに居るの?


部屋に入り、ベッドに上がる相方に

跨って、セックスしようよと誘う。


本当にただ抱かれたかったのに。


「いま無理。あ。はぐれメタル逃げた。

 __のせいだよ」


わたしよりもDSの方が大事らしい。

頭の芯がすーっと冷めていく音がした。


着替えて布団に潜り込む。

自分の価値の低さに落ち込んだ。


この人には、屋根と壁と布団と

DSがあればそれが全てなんだと

分かった。

知っていたはずの事実を改めて

突き詰められて凹んだ。


やがて布団に潜り込んできて、

しばらくDSをやって電気を消した。


少しだけ話す。

体調はそんなに悪くないらしい。


名前を間違えたのも場所が分からなく

なったのも、最近見た夢のせいだと

弁解される。

どうでもよかったけど、一言ごめんと

言ってくれたので許すことにした。


突然、「__、我慢できないよ」と言う。

無理矢理キスされる。


意味が、分から、ない。


さっきシカトしたくせに?

何を今更?


多分、自分の心が狭いのだ。

それでもいいような関係だから、

相方は構ってくれていたのだ。


でも。


「いつも貴方の都合ばっかじゃん。

 さっきこっちから誘ったよね?

 断ったよね?

 自分のタイミングでだけ突っ込もうなんて

 ムシが良過ぎるんじゃないの?」


「・・」


「生理も終わってないし」


「目ぇ瞑ってるから。ねぇ、したいよ」


甘く言われて手を取り硬いものに

導かれ握らされる。


「私はしたくない」


その手を振りほどいたのは初めて。


こんなときに寝つきのいい自分は

なかなか便利だなと思った。

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